カメムシの天敵になる鳥が近くにいれば
もうあの臭いに悩まずにすむのに…
そんな風に思ったことはありませんか?
実はスズメやムクドリといった身近な鳥は
カメムシの天敵なんですよ。
他にも、、、
- ツバメ
- シジュウカラ
- ヒヨドリ
こういった鳥は
カメムシを狙う代表的な鳥だそうです。
実際、農作物を守りたい農家では
天敵の鳥をうまく使った
カメムシ対策をしているところもあるそうです。
また、鳥以外にもカメムシの天敵はいます。
例えば、クモやカエルなどが代表的ですね。
今回は天敵の力を借りながら
カメムシの対策をする方法について
詳しく見ていきましょう。
身近な生き物がカメムシ撃退の味方に
なってくれるかもしれませんよ!
カメムシの主な特徴と生息場所
カメムシって、みなさんご存知ですよね。
独特のニオイを放つことで有名なアレです。
でもこの実はニオイ、カメムシにとっては
天敵から身を守る大事な防御手段なんです。
カメムシの体色は緑色や茶色が多いんですが
種類によって色んなバリエーションが
あったりします。
彼らのお気に入りの場所って、
日当たりが良くて
風通しが悪いところなんですよ。
例えば家の窓枠やベランダ、
庭の植物なんかがそう。
確かにそのへんによくいますね…笑
カメムシの体の特徴と色
カメムシの体って
楕円形をしているのが特徴なんです。
大きさは種類によって様々。
よく私達が目にする
5mmから20mm程度が一般的です。
体の色は緑色や茶色が多いですが
中には赤っぽいのもいるんですよ。
模様に注目すると
縞模様や斑点模様のカメムシもいて、
見分けるのが難しかったりします。
カメムシが好む場所と季節
カメムシが集まりやすい場所って
日当たりと風通しが
重要なポイントになるんですよね。
特に庭先の植え込みとか
雑草が茂ってるあたりは要注意!
家の中だと、窓の隙間や
壁の割れ目なんかも
侵入経路になっちゃうんです。
カメムシが活発に活動するのは、
暖かい春から秋にかけてなんですけど…
冬になると家の中に入り込んで
越冬することもあるんですよ。怖
私の家にも
去年の冬に何匹か侵入してきちゃいました。
もう、ビックリしちゃいましたもんね。涙
でも退治するのって結構大変なんですよ。
カメムシの被害と農作物への影響
カメムシによる農作物の被害って
結構深刻な問題なんですよね。
彼らは口から針のような管を出して
植物の汁を吸うんです。
この feeding と呼ばれる加害行動によって
葉っぱが萎れたり
実の品質が悪くなったりするんだそうです
梅や柿、ミカンなんかの果樹農家さんは
特にカメムシ被害に悩まされているそうです。
野菜だと、ナスやピーマン、
トマトなんかにもよく付くんですよ。
うちの畑でも
去年はキュウリがカメムシに
食べられてしまって大変でした…。
やっぱりカメムシによる農作物への被害って
無視できない問題だと思います。
でも、そんな厄介なカメムシにも
天敵がいるんですよ。
その代表格とも言えるのが鳥さんなんです!
カメムシの天敵となる鳥たち
私たちにとって厄介者のカメムシも
鳥たちから見れば
美味しい食べ物に見えるみたいです。
特にスズメやムクドリといった身近な鳥は
カメムシを熱心に狙っているそうです。
畑の近くで鳥の姿をよく見かけるのは
きっとカメムシ狩りに来ているんでしょうね。
鳥がいる地域は、いない地域に比べて
カメムシの密度が低いという
研究データもあるんですって。
鳥はカメムシ対策の心強い味方と言えますね!
でも、どんな鳥がカメムシを食べてくれるのか、
もう少し詳しく見ていきましょう。
スズメやツバメなどのカメムシ捕食者
カメムシを食べてくれる代表的な鳥といえば
やっぱりスズメが真っ先に挙げられます。
彼らは農地や公園、住宅街など
私たちの身近なところで活動していますからね。
スズメは1日に体重の約半分もの昆虫を食べるので
カメムシ退治の効果は絶大なんです!
他にも、ツバメやシジュウカラ、
ヒヨドリなんかも
カメムシを狙う代表的な鳥ですよ。
農家の方の中には
こうした野鳥を引き寄せるために
巣箱を設置している方もいるんですって。
まさに、自然の力を味方につけた知恵。
鳥を活用したカメムシ対策、
私も来年からやってみようかな…
鳥を活用したカメムシ防除の効果
野鳥を味方につけたカメムシ防除、
その効果はどれぐらいあるんでしょうか。
実は、鳥の力を借りることで、
農薬の使用量を減らせるという
嬉しいデータもあるんですよ。
ある研究では、
巣箱を設置した果樹園のカメムシ密度が
設置しなかった園よりも低かったそうです。
しかも!
鳥のカメムシ捕食量を調べたら、
なんと1シーズンで1haあたり
数十万匹にも上ったんですって!
これは、鳥がいない場合に比べて、
被害率が10%以上も
抑えられた計算になるそうですよ。
やっぱり、鳥は
カメムシ防除の強い味方と言えますね。
でも、鳥だけじゃなくて
他にもカメムシの天敵っているんです。
そういった生きもの達の力も借りながら
総合的にカメムシ対策を進めるのが
効果的みたいですよ。
カメムシの天敵である他の生物
カメムシの天敵と聞いて、
真っ先に鳥を思い浮かべる方が多いと思います。
でも実は、鳥以外にも
カメムシを食べてくれる味方がいっぱい。
例えばクモ。
意外かもしれませんが
クモもカメムシの有力な天敵なんです。
庭先や畑でよく見かける姿は、
実は私たちの味方だったってわけですね。
他にもカマキリやカエル、
トンボなどもカメムシを食べてくれるそうですよ。
えっ?ってビックリしたのが、アリ。
アリってカメムシの天敵だったとは
知りませんでした。
クモやカエルによるカメムシ捕食
クモは、植物の上や地面などで
カメムシを待ち伏せしているんです。
特に円網を張るクモは
飛んできたカメムシを
巧みに捕まえるそうです。
数は多くないかもしれませんが、
こうしたクモの活躍も見逃せないですよね。
一方、カエルによるカメムシ捕食は
水田や用水路周辺で重要な役割を果たしています。
産卵のために水辺にやってきたカメムシを
カエルが食べてくれるんです。
ゲロゲロ鳴くカエルの合唱は、
カメムシにとっては
恐怖の音なのかもしれませんね〜。
他にも、水生昆虫のミズカマキリや、
コオロギ、バッタなども
カメムシを食べてくれるそうですよ。
天敵を利用した総合的なカメムシ対策
カメムシの天敵は、鳥だけじゃなくて
本当に色々いるんですね。
そんな天敵の力を上手く活用することが
これからのカメムシ対策の鍵になりそうです。
天敵を味方につける第一歩は
彼らが住みやすい環境を整えること。
具体的には農薬の使用を控えめにして、
天敵が餌となる虫も
適度に残しておくことが大切だそうです。
畑の周りに天敵を呼び寄せる草花を植える。
冬の間のシェルターを用意する。
こういったことも効果的だそうですよ。
鳥に加えて、色んな天敵の力を借りながら
進めるカメムシ対策。
化学農薬に頼りすぎない、
自然と共生する農業の形と言えるかもしれません。
でも家の中に入り込んだカメムシには、
また別の対策が必要になってきますよね〜。汗
家庭でできるカメムシ対策と駆除方法
カメムシが家の中に入り込むと、
あの独特の臭いでイヤになっちゃいますよね。
でも慌てないでください。
家庭でもできるカメムシ対策が
いくつかあるんです。
まず大切なのが侵入防止。
隙間をなくすことが何より重要なんです。
網戸の破れはないか、
窓や扉の隙間は塞がれているか、
定期的にチェックしましょう。
意外なほどちょっとした隙間から
ヤツらは侵入しますからね…
殺虫剤を使う場合は、
成分や使用方法を
よく確認することが大切ですよ。
あとは、ちょっとマニアックですが、
忌避効果のあるハーブを利用する手もあります。
侵入防止のための隙間対策
カメムシの侵入を防ぐには
家の隙間をなくすのが一番の近道。
まずはドアや窓。
開閉する部分の隙間は
ブラシ付きのテープなどで塞ぎましょう。
網戸も要チェック。
小さな穴でもカメムシは通り抜けるので
破れは早めの補修が肝心ですよ。
カメムシの通り道になりやすい
配管周りや電気配線の隙間は
発泡スチロールなどで塞ぐのがオススメ。
換気扇も侵入経路の一つ。
使わないときはしっかりフタをしておきたいですね。
あと、玄関にドアスイーパーを
取り付けるのも効果的です。
隙間対策さえしっかりしておけば
カメムシの侵入はかなり防げるはずですよ。
忌避植物や殺虫剤の活用
部屋に入ってしまったカメムシには、
まず物理的な対処を。
捕まえて外に逃がせるなら
それがいいんでしょうね。
でも、なかなか捕まらない時は
殺虫剤の出番です。
市販のスプレータイプを使う時は
部屋の換気に気をつけてくださいね。
あと、殺虫剤を使わずに済む方法もあるんですよ。
部屋にミントの鉢植えを置いたり
ラベンダーのポプリを飾ったり。
こうした植物には
カメムシを寄せ付けない忌避効果があるんだそうです。
私も今年からベランダで
ハーブを育て始めました。
うまくいくといいなぁ…
カメムシの種類と見分け方
さて、ここまでカメムシの生態や
対策法についてお話ししてきました。
臭くて嫌な虫だと思われているカメムシ。
カメムシって
そもそもどんな種類がいるんでしょうか。
実はカメムシの仲間は
日本では250種類以上が確認されているんだそう。
こ、こんなに多いとは…!
その中でも私たちの身近によく見られるのが
チャバネアオカメムシとツヤアオカメムシ。
体が緑色をしているのが特徴で、
この2種で国内の90%以上を占めているそう。
他にもクサギカメムシ、
ホオズキカメムシなんかも
家の周りでよく見かけますよね。
チャバネは体長が12mm前後。
一方、ツヤは15mm前後と少し大きめです。
あと、チャバネの方が
体色が濃い緑色をしているのが特徴です。
ツヤはその名の通り
光沢のある鮮やかな緑色をしているんですよ。
他にも、
ツヤの方が飛ぶのが上手いとか、
臭いがキツイとか…。
微妙な違いはあるみたいです。汗
でも初心者の私には見分けるのは難しそう。
でも、カメムシにも色んな種類がいるって、
改めて勉強になりました。
でも、私たちにとってはどの種類でも
迷惑な害虫には変わりないんですけどね。
…なんて言っちゃいけないか。
だってカメムシも
自然界では大事な役割を担っているんです。
カメムシの生態系における役割と重要性
私たちから見れば害虫でしかないカメムシですが、
自然界ではなくてはならない存在なんです。
カメムシは食物連鎖の中で
植物と動物をつなぐ
重要な役割を担っているんだそうです。
植物の汁を吸うことで植物の成長を調節する。
天敵の餌となることで
捕食者の個体数をコントロールする。
つまりカメムシは
生態系のバランスを保つための
必要不可欠な存在というわけなんです。
それに、カメムシが植物に傷をつけると
傷口から新しい芽が出やすくなるという
メリットもあるそうですよ。
だから、自然界からカメムシがいなくなったら
生態系のバランスが崩れることになるかも…
私たち人間は
自分たちの都合だけでなく、
自然界全体の調和も考えないといけませんね。
つい、臭い虫だからと駆除ばかり考えがちな私。笑
カメムシを駆除する時も
自然との共生を念頭に置きながら
バランスの取れた方法を選びたいと思います。
害虫と思うか、共生する仲間と思うか。
私たちの意識次第で
カメムシとの付き合い方も変わってくるのかもしれません。
カメムシは敵?味方?自然と上手く付き合うヒント
カメムシについて調べれば調べるほど、
彼らが自然界で果たす役割の大きさを実感します。
でも、だからといってカメムシ被害に
手をこまねいているわけにもいかず
悩ましいところです。
自然のバランスを崩さない範囲で、
上手にカメムシと付き合っていくしかないですね…
天敵の力を借りるのも
そのための知恵の一つだと思います。
鳥を呼び寄せる工夫をしたり
益虫のすみかを用意したり。
まだ、日頃から予防に努めることも大切ですね。
隙間をなくし、清潔な環境を保つ。
そんな地道な努力の積み重ねで
家の中への侵入だけは防ぎたいところです。
カメムシとの知恵比べは
これからも続きそうです!